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ああああああああああ
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トップページ>現代文>現代文の勉強の仕方・参考書 現代文ターゲット別問題集 (センターレベル完成編) (駿台受験シリーズ)[amazon] コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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大学入試現代文を「教養」ととらえ、 「受験生にはこれだけの教養を持ったうえで大学に入ってきてもらいたい」 という大学の先生の視点から書かれた本。 大学入試現代文を頻出トピック別に構成し、それに対し著者の解説が入っていく構成。 内容は結構手ごたえがあるが、読み通せば現代文のみならず現代社会を見る目も変わってくるはず。 多くの受験生に読んでもらいたい本。 選択肢 投票 この本を使ってる! (7) 名前 コメント
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~現代文~ ~古文~ ~漢文~ ~現古漢の入試問題を解く~ 《現代文編》(あまとう式) 田村のやさしく語る現代文(高1) & 現代文キーワード読解(高1~高3) → 入試現代文へのアクセス(高2) & 現代文と格闘する(高2) → 過去問(高3) (&余力があれば『得点奪取現代文』も。) ※その他、年間100冊ほど本を読む。 ※『現代文キーワード読解』が難しければ、『ことばはちからダ!』を使っても良いです。 《古文編》 単語: 重要古文単語315(高1~高3) & ゴロ565(高1~高3) 文法: 望月古典文法の実況中継(高1~高3) & 古典文法基礎ドリル――ステップアップノート30(高1~高2) 読解: 古文解釈 はじめの一歩(高1) → 古文上達(基礎編)(高2) → 古文解釈の方法(高2) → 得点奪取古文(高3) → センター古文満点のコツ(センター直前) その他: マドンナ古文常識(高3)、和歌の修辞法(高3) 《漢文編》 教科書音読(高1~高3) 新漢文の基本ノート(高1) → 早覚え速答法(高2) → 得点奪取漢文(高3) ※単語集として『漢文重要単語集』(高3~)を使用。 これは漢文常識を身につけるための本なので通読するだけでいい。上級者向け。 注意: 古文漢文に関しては学校の授業を優先させてください。 読解問題集には主に夏休み・冬休み・春休みなどまとまった時間が取れるときに一気に取り組むといいでしょう。 現代文と古文の読解問題集は念のため少し多めにしましたが、塾や予備校やZ会を利用している人はもっと少なくて構わないと思います。 特にセンターまでしか国語が必要でない人は難しい問題集は大胆にカットしても大丈夫です。 古文の読解問題集に関して一言。 センターまでの人は『古文解釈はじめの一歩』と『古文上達基礎編』の2冊で十分。 2次に古文がある人は上記2冊に加えて『古文解釈の方法』と『得点奪取』のうち1~2冊追加してください。 ただし、『古文解釈の方法』はかなりの良書ですが、相当難しい問題集です。 もし『古文解釈の方法』が難しければ、一段レベルを落として『はじめの一歩 古文読解問題集』に取り組むといいでしょう。 東大受験生に一言。 古文漢文の『得点奪取』の代わりに『鉄緑会東大古典問題集』をやるといいと思います。 過去10年分の東大の過去問が収録されており、ここまで詳しい解説問題集はないというぐらい非常に素晴らしい出来です!! 東大受験生の半分以上が使っていると思われます。 ~現代文~ 「現代文なんて勉強してもしなくても同じでしょ?」 もしかして、そう思ってませんか。 確かに現代文は他の教科と違って知識以外の要素が大幅に含まれるので、 勉強時間に比例してすぐに偏差値が伸びるなどという性質のものではないようです。 現代文の勉強の仕方がわからないという声は、こうした点からくるものなのでしょう。 しかし、現代文には現代文なりのアプローチの仕方が確かに存在するんです! 私もその正しいアプローチを意識した途端、ある日突然現代文の実力が急に上がる時期が訪れました。 逆にアプローチが間違っていれば現代文の実力は思うように伸びないはずです。 現代文の勉強法さえ知ることができれば、適度な勉強時間で効率よく実力を伸ばすことが可能なのです。 「でも、現代文にはセンスが必要なんでしょ?」 そんなボヤキの声が聞こえてきそうですね。 確かに「なぜか知らないけど昔から特別勉強しなくても国語ができたんだー」という人は一定数いますよね。 しかし、どうやら入試現代文に天賦の才能はほとんど要求されないみたいです。 その証拠に、今の段階で中学生用のテストを解いたら皆さんほとんど満点取れるはずです。 現代文の実力は、経験を積めば誰でも備わってくるものだという何よりの証拠でしょう。 現代文は、だから、正しい勉強の仕方をすれば必ず伸びるはずです。 現代文の実力の正体というのは、どうも文脈の流れを正しく把握する仕方、 すなわち“論理的思考力”のことを指す場合が多いようです。 国語のセンスがある人は、今までその作業を無意識にやっていたに過ぎないのでしょう。 無論、そうしたセンスがある人も、正しい訓練をつめば、更に点数が伸びるはずです。 これは参考書や授業などで正しい読解法を学べば、 あとは読解量を積んだり、問題を解いたりする過程で誰でも必ず伸びると思います。 文脈の流れを正しく追うことができれば、少なくとも読解力の面で減点されることはないでしょう。 あとは正しい記述力を身に付けるだけです。 こうした記述力を磨く方法はどうしても独学で会得するのは難しいので、 学校の先生に方法論を教えてもらうのもいいですし、 学校の先生の教え方がわかりにくいと感じたなら予備校を利用するのもいいでしょう。 では、以下に現代文の「読解力」を身につけ、記述問題に対応できるだけの「解答力」を 養成するにはどうすればいいのか、 私なりに気づいた点を述べていきたいと思います。 高1の勉強法 高1の段階では以下の基本的な参考書2冊だけにしぼって、何度も読み込んでみてください。 おすすめの参考書は、『田村のやさしく語る現代文』と『現代文キーワード読解』です。 『田村のやさしく語る現代文』で現代文が得意な人の思考回路を学び取り、 『現代文キーワード読解』で評論文特有の抽象的な用語や話題を押さえ、語彙力をつけます。 (『現代文キーワード読解』はやや難しい本なので、代わりに『ことばはちからダ!』でも悪くはないです) この2冊は評論文を解くためのアプローチと知識を身につけるために最適な本であり、 必ずや、現代文における骨太の基礎力を養ってくれるでしょう。 この2冊さえ何周もすれば、高1段階で問題演習はほとんどしなくても構わないと思います。 高2の勉強法 高2になるとようやく問題演習に入ります。 定評のある標準的な記述問題集 (例 『入試現代文へのアクセス』『現代文読解力の開発講座 』『現代文と格闘する』etc) を1~2冊コツコツと仕上げていき、 高1で学んだ基礎を生かす練習をします。 現代文という科目は、自分の頭でとことん思考してはじめて実力が伸びる科目です。 したがって、この時期は記述問題をどんどん解いていくのが得策です。 この時期は、問題を解くのにいくら時間がかかっても構わないです。 問題文を精読し、粘り強く答案を作成することでどんどん現代文の実力が伸びるはずです。 現代文は、基本的にある程度高2の終わりまでに完成させておくと 高3になった時に理科や社会、古文漢文といった暗記の比重の高い科目に多くの時間を割けます。 高3の勉強法 高3になったらいよいよ空いた時間に大学の過去問です。 記述問題が課される人は早速過去問を解いて難易度を体感してみます。 11月以降は、センター対策として「センターの過去問」を中心にやっていくのが良いです 定期テスト対策 英語や数学や古文漢文に比べれば、現代文の定期テスト対策は少なめで良いでしょう。 現代文に関しては、以下の[入試現代文概論]というサイトにもかなり詳しく載ってますので、 参照されると良いと思います。 入試現代文概論 以下、入試現代文の点数を上げる方法を詳しく教えます。 ①現代文の論理的な読解法 論説文は非常に論理的に段落が構成されており、 明確な“主張(結論)”とそれを支える“理由”が明示された文章だといえるでしょう。 これを論理的に解明していく作業が「文章を読解する」ということなのです。 これには“論理的思考能力”が大きく介在しており、ひいてはそれが現代文の実力の源泉になります。 ゆえに、単なる日本語の能力だけでは現代文の点数は取れないのです。 現代文を勉強する意義とは、このような論理的思考力を養うことと言っても良いでしょう。 このようにして備わった論理的思考力は、数学や理科など他科目の理解を深めるうえでも貢献してくれることでしょう。 『田村のやさしく語る現代文』をはじめとした問題集はまさに以上のような論理的読解力をつけるのに最適な書となります。 ②現代文の客観的な解答法 「現代文なんてフィーリングで解けばいいじゃん」なんて思ってる人はいませんか。 現代文はフィーリングで解かないでください。 例えば、マーク式の問題を解く際は、なぜその選択肢が正しいのかor間違っているのか、 確かな客観的根拠を本文中から見出さなければなりません。 このような理由付けをやらないとなかなか現代文の実力は伸びないはずです。 現代文が得意な人は、頭の中でこのような思考回路を使って問題を解いているので それを真似すれば良いのです。 マーク式の現代文の問題では、正解以外の選択肢をきちんと消去法で消せるようにしましょう。 以上のようにして論理的・客観的に問題を解く練習をするようにすると 途端に現代文の実力が付くはずです。 これに関しても『田村のやさしく語る現代文』をはじめとした問題集を使用することでコツがつかめるでしょう。 マーク式の問題ならほぼ満点、記述問題でもそこそこ以上の点数を稼げるようになります。 ③現代文の語彙力をつける さて、上で述べた読解力・記述力をつける作業と並行して語彙力をつける作業も必要です。 語彙力育成の本を1冊用意しておく必要があります。 おすすめは『現代文キーワード読解』や『ことばはちからダ!』etcです。 また、意味を知らない言葉が出てきたら国語辞書で調べてみる癖をつけておくことも大切です。 ④漢字の対策 大学入試とはいえども、たいていの大学では高校入試+α程度の漢字しか出ません。 したがって、漢字対策にそれほど時間を割かないようにしたいところです。 おすすめは『見て覚える頻出漢字』です。 815個という最低限の数の漢字が過不足なく載っていて、 なおかつ重要漢字のみに絞っているのでコストパフォーマンスは高いです。 小説の対策 今までの話は論説文に関する話ばかりに終始してしまったので、小説対策についても簡単に触れます。 ほとんどの皆さんは、センター試験のみで小説が課されるにすぎないのでマーク式の問題が解ければ問題ないです。 ということは、誤答選択肢を「消去法」を用いて除外できさえすればOKであり、 それほど小説対策に時間をかける必要はなさそうです 小説というと、登場人物の心情に自分の心情を深く重ねすぎて、 「小説の登場人物のAさんの気持ち、とっても共感できるの!Aさんって私と同じできっとこんな風に思ってるんだわ♪」 などという風に、主観的で恣意的で自分勝手な読み方をしてしまう人も中にはいますが、 そうではなく、あくまでも解答の根拠を本文中に求めるという理性的な読解を心がけてください 小説は論説文と比べて確かに使用される語彙はやさしいものが多いのですが、 そのかわりつかみどころのない文章が採用されることも多く、なかなか高得点に直結しない分野です。 よって、小説問題は過度に対策しすぎることのないようにしてください。 小説で記述問題が出る大学を志望する人のみ 『大学受験のための小説講義』(ちくま新書)で小説対策すると良いでしょう。 読書は現代文に役立つか 新書などに掲載されている論説文や、小説の純文学ならば役立つでしょう。 問題文を要約するべし より現代文の実力をつけたいなら、本文を要約してみる練習も良いでしょう。 ちなみに『現代文読解力の開発講座』や『現代文と格闘する』などの問題集には多くの要約問題が載っています。 こうして作成した要約文は、力のある先生に添削してもらうのも一案です。 ~古文~ 古文は満点狙いは難しいですが、安定してある程度の得点を見込める分野です。 センター試験なら8~9割、2次試験なら6~7割の得点を安定して取ることができるはずです。 このように古文は他の科目に比べ、屈指の安定感を誇る科目ですが、 それは「知識」の占めるウエイトが高く、ある程度知識で解答できる問題が多いからです。 しかし、それでも古文は平均点が現代文や漢文に比べて低めの傾向にあります。 それは現代文や漢文に比べて要求される知識量が圧倒的に多く、 それゆえ古文の勉強が最後まで終わらない人が多いからだと推測できます。 特に理系の人は古文を高3からようやく始める人が多いようですが、 直前期には理科や社会の勉強で手いっぱいになってしまうことを考えると やはり古文は高1の頃からコツコツと取り組んでいったほうが無難でしょう。 学校でも古典文法は高1の頃から熱心に練習させてくれるはずです。それを利用するといいでしょう。 また、古文の文章は論理的な文章とはいえず、それがかえってつかみどころがない原因になっています。 というのも、文章がダラダラと長々と続くし、論理の飛躍や、主語・目的語の省略なども多いので、 論説文とは違う意味で読解するのが一苦労となるのです。 和歌に至っては完全に感性の世界なので、特に理性的に読み取りにくいところでもあります。 しかし、このような感性的で非論理的な文章といえども「論理的に」読解するためのテクニックがあります。 これには古典文法(助動詞・助詞・敬語)や重要構文の知識が大きな威力を発揮してくれます。 良質な問題集を用いて、これらの文法事項を論理的読解に生かす練習を積みましょう。 さて、古文もそれほど多くの問題集を使う必要はないでしょう。 英語の項でお話ししたのと同じ理由で、教科書第一を心がけます。 市販の問題集は、ある程度教科書の内容を把握していることを前提に作られているので、 教科書程度のことがマスターできていないと市販の問題集もうまく使いこなせないのです。 ちなみに教科書ガイドを利用すると、全文の品詞分解が載っているのでスムーズな学習が期待できるでしょう。 最終的に、教科書の本文は自分で品詞分解し、全訳できるようにしておくことが理想です。 そして、古文の文章に慣れるために数回程度音読もしておきましょう。 古文は、英語以上に単語と文法が重要です。以下各論に入っていきましょう。 ①古文単語 単語はある程度高1の時点でどんどん完成させていくといいかもしれません。 ただし、最初のうちは教科書掲載の古文単語を文章の中で覚えていくといいでしょう。 (覚えにくければ『ゴロ565』のゴロを補助的に使うのもアリです。) ある程度語彙力がついてきてから正統的な単語集を使い始めます。 このときも、古文単語が単語集にある例文の中でどういう使われ方をしてるのかを 確認しつつ、古文単語の意味を覚えていくといいでしょう。 目安としては、高1で150語レベル、高2で300語レベル、高3で400~550語レベルの単語力があれば大丈夫です。 古文は外国語のつもりで勉強しましょう。 単語がわかるようになると、途端に古文は読めるようになります。 ②古典文法 文法は、高1で助動詞、高2で敬語と助詞、という風に2年計画で全範囲を網羅する学校が多いようなので それほど急がなくても大丈夫でしょう。 最重点分野は何と言っても“助動詞”(①意味②接続③活用の仕方の3つを押さえる!)に他なりません。 以上の①~③は正確な古文解釈のために絶対に必要となります。 助動詞は、全ての意味(例 「けり」は過去の助動詞、「ぬ」は完了の助動詞etc)を把握し、 助動詞の活用を一覧表などを利用して定着させていきます。 用言や助動詞の活用表は是非“唱えて”声に出して覚えていきましょう!! (※助動詞の活用にはある程度法則があるのでそれを把握するのがいいです。 例えば、終止形の語尾がウ段の音なら動詞型活用、 終止形の語尾が「り」で終わるならラ行変格活用(但し「なり」は形容動詞型活用) 終止形の語尾が「し」で終われば形容詞型の活用 と省力化して覚えることが可能です。 すると、完全な変格活用は「ず、き、し、らし」のみになり、 「し、らし」は無変化の助動詞ゆえに簡単に覚えられる以上、 丸暗記が必要なのは「ず、き」の2つに絞られます。) そのうえで助動詞の識別の問題を、問題集で重点的にやるといいです。 識別の問題を解くには、未然形接続や連用形接続の助動詞などを全部列挙できる必要がありますが、 『ゴロ565』にそのような文法ゴロがまとめて掲載されてるので見ておくといいでしょう。 古典文法には有力なゴロが数多く存在するので、 うまく記憶に役立ててみるといいかもしれません。 敬語や助詞は、読解にも応用できるようにしておく必要があります。 敬語は、省略されている主語を補充するために、助詞は文脈の流れを把握するために活躍してくれます。 (敬語に関しては、尊敬語で話しかけられた相手が身分が高く、 謙譲語を用いられた人物が身分が低いということを手掛かりにして省略された主語を特定できます。 平安期のような厳格な身分制貴族社会の時代に書かれた古文を読解する際に特に敬語の知識は威力を発揮します。 また、助詞に関しても、「を」「に」「ば」の前後で主語が変わる傾向が強い、 「て」の前後で主語は維持される傾向が強い、などいくつかのテクニックがあります。 ここらへんは詳しいことは各自で参考書を見てください。) このように、文法知識を読解に生かしていくことで、古文の読解力はぐんと上がります。 ③古文解釈・古文読解 次に読解のガイドラインについて述べますが、 読解においては英語以上に本文の“解釈”の領域を重視してください。 英語に比べて、古文の問題においては現代語訳の問題の比率がとても大きいからです。 特に現代語訳の問題では、本文では省略されている“主体(主語)と客体(目的語)を 適宜補いつつ”訳出する点にも注意してください。 また、現代語訳ではかなり緻密な採点がされていると予想されるので 文法事項の一つ一つを正確に反映させた“逐語的な訳”にする必要があります。 本文の全文解釈も、以上を踏まえ、教科書etcを通じてやっておきましょう。 ある程度この古文解釈の実力がついたら、今度は本文の直読直解にも取り組んでいきます。 こうした「精読→速読」の流れは、英語の「英文解釈(精読)→長文読解演習(速読)」の勉強の流れと同じです。 最終的にセンター古文を20分以内に解き終えるためには、この直読直解ができるようになる必要があります。 そのためには、やはり英語と同様、同じ文章を何度も音読・黙読することが大切です。 また、英語のディスコースマーカーと同様、古文にも因果関係を表す助詞だったり重要な構文など 本文読解に役立つディスコースマーカーがあるので、 それらも終盤になったらまとめておさらいしておきましょう。 ④古文常識 また、古文常識も豊富に身に付けておかなければならないので、 空いた時間に『マドンナ古文常識』を読んだり、 「枕草子」や「源氏物語」の原典や漫画本を読みます。 源氏物語のマンガといえば『あさきゆめみし』が有名ですね。 これらを暇なときに読むことで古文特有のストーリー展開を学んでいきます。 (古文のストーリーは“男女間の恋(恋愛句の贈答)”、“歌論”、“出家譚”などかなりパターン化できるので ある程度内容を予測しながら読み進めることが可能です。) この作業は古文の学習を楽しくしてくれるばかりか、古文のセンスもつくのでおすすめです。 特に大学によっては頻繁に有名出典から古文の出題をする大学もあります。 そうした大学を志望する場合、有名出典の現代語訳をあらかじめ多く読んでおけば 本番で割と的中し、かなりの高得点をあげることもできるので その意味でも有名出典の現代語訳を読むのはおすすめです。 ⑤和歌対策(和歌が出題される大学の志望者のみ) 大学によっては和歌対策も必須になるので、 『和歌の修辞法』などを用いて枕詞・掛詞・序詞・縁語などの知識を身につけると良いでしょう。 なお、国語の中でも古文は覚えることも多く、完成させるまでに時間がかかるので 一番時間をかけることをおすすめします。 目安としては、現:古:漢=2 5 3ないし3 5 2ぐらいがいいと思います。 ~漢文~ 漢文は差がつく!! 漢文は受験科目の中では一番簡単な科目だと思います。 暗記量がかなり少なく、2ヶ月程度の短期間の勉強で すぐに入試レベルまで持っていけます。 (ただし、最低限の古典文法の知識があることが前提) また、漢文は高得点をコンスタントに取れるので、得点源にすることが可能です。 漢文を絶対的な得点源にすることに成功したならば、 センター試験なら8~10割、2次試験でも7~8割の高得点が見込めるでしょう。 漢文はオイシイ科目だと認識しておいたほうが良さそうです!! しかし、漢文の学習の仕方がわからない人が多いのもまた事実です。 だから満点近く取れる人がいる一方で、一桁台の点数を取ってしまう人も多くいます。 漢文のテストにおいては、このように漢文ができる層とできない層とで大きく二極化してしまうのです。 では、漢文ができる人の勉強法とはどういったものなのか。 以下に気づいた点を記述していきたいと思います。 まず漢文は句法が最重要です!! 漢文の8割は句法といっても過言ではない!! 句法さえ極めれば漢文はそれだけでほとんど解ける気がします。 句法は、使役・受身・比較・反語・疑問・否定・禁止・仮定・抑揚・累加・選択・限定・比況・願望・詠嘆 などに分類されます。 あと再読文字も9個ぐらいありますが、すべて丸暗記必須です。 さて、こららの句法の知識を効率よく覚えるにはどうすればいいのでしょうか。 漢文には二つのアプローチが存在することをまず知っておく必要があります。 ①“音読” まずは“インプット”です。即ち、音読あるのみです!! 書き下しのやり方は、最初のうちは理論よりも感覚で覚えたほうが早いです。 最初は教科書や句法の例文の書き下し文をひたすら音読するのがいいでしょう。 漢文の配列に慣れるという面では音読に勝るものはありません。 漢文には独特のリズムが存在するので、それを体に叩き込むというわけです。 漢文の教科書の本文は短めなので、結果的に“暗誦できるぐらいまで”音読するのがベストです。 その過程で重要な句法は口をついて自然にスラスラ言えるぐらいまでになってくるはずです。 教科書の音読のやり方ですが、初期段階では普通に音読していき、 慣れてきたら、送り仮名(例 夫レの「レ」の部分)とふりがなを隠した状態、即ち返り点onlyの訓読文を音読します。 これは教科書をコピーしたうえで送りがなとふりがなを修正液で消してもう一度コピーすれば、 その練習ができるようになります。 句法とは、英語で言う構文みたいなものです。 英語の教科書や速読英熟語の音読をする過程で重要構文が定着するのと同じで、 漢文も音読をする過程で重要な句法はほとんど定着するはずです。 句法は公式を眺めるだけじゃなかなか覚えられないのです。 だからまず句法を音読によって自然に定着させるのがベストな方法なのです。 ※音読素材として有名なものとしては、他にも『早覚え速答法』があります。 重要な句法と最頻出の単語を全部網羅した筆者作成の暗唱文を、何十回も音読すれば それだけで入試問題がほとんど解けるようになるという優れものです。 ※実は音読は、「重要構文の定着」だけではなく、他にもメリットがあります。 勉強していくうちに分かってきますが、書き下し文の内容というのは意外と、なんとなくでも意味が分かることが多いです。 なので、読み方が分かり、書き下し文を「読める」ようになれば、意味も入ってくるのです。 ただ単に「書き下し文が書ける」だけではなんのプラスにもなりません。読めることが大事なのです。 だから、「読める文章」を何度も音読して沁み込ませることに効果があるわけです。 ②“書き下しの問題をひたすら解く” ①であなたは音読をひたすらやることで、漢文のセンスを身につけました。 しかし、さすがに音読だけでは「知識」として句法を使いこなすことはできません。 徹底的な音読によって、身につけた漢文の感覚。 この感覚をもう一度整理し、息吹を吹き込む必要があります。 そこで②の“アウトプット”です。 ある程度音読した後は“書き下し文を書く練習”を徹底的にやることを薦めます。 これにより、句法を知識として定着させ直すことができ、記述力がつきます。 定期テスト前に、①で用意した「返り点onlyの訓読文」を書き下す練習をやってみるのもいいですし、 (あと、教科書の場合、ついでに本文を日本語に訳す作業もやっておきましょう。) 問題集を使って書き下す練習を徹底的に積むのもいいでしょう。 偏差値70以上を狙う人なら、白文を書き下す練習も教科書etcでやっておくと実力が付きます。 こうした方法で記述力も付き、いわゆる入試レベルの書き下しの問題もどんどん解けるでしょう。 ※尚、①と②は同時並行で取り組んでも問題ないです。 “音読”と“書き下し”は車の両輪みたいなものです。 “音読”によって漢文の畑を耕し、“書き下し練習”によって漢文の芽を育てることで 漢文の実力はぐんぐん伸びるでしょう。 ここまでくれば漢文の9割は完成したといっても過言ではありません。 残りの1割は、入試問題を解くことで論述問題に対応できる力を身につけるだけです。 漢文単語 漢文にも独特な意味がある単語や読みが難しい単語があります。だいたい100個前後覚える必要があります。 こうした単語も、教科書や副教材などを用いて少しずつ覚えていきましょう。 また、『早覚え速答法』などの問題集の巻末付録にもそのような単語が多く載っています。 句法をマスターした上で単語も極めたら、あとは読解力を養うだけでもう漢文は超得意教科に育っていることでしょう!! ~現古漢の入試問題を解く~ 問題を解く順序ですが、センター・2次問わず「漢文→古文→現代文」の順がよいと思います。 漢文は句法の知識を機械的に適用するだけで正解を導ける容易な問題が多いので、 漢文を一番先に片付けるのが得策です。 (どの教科にもあてはまりますが、簡単な問題から先に解いて確実に点数を確保するのが鉄則です。) また、古文も漢文ほどではないですが、知識で解決できる問題が少なからずあります。 そして一番思考力を要する現代文を一番最後に回すと良いでしょう。
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論理的思考。 ここで注意すべき事は、プレイヤーの論理的思考能力と、キャラクターの論理的思考能力は別個の存在であると言う事実。 例:「君は低レベルのファイターである。今、悪の魔法使いの研究室へと踏み込んだ所である。扉を開けると魔法使いは書斎用の大机の向こう側で、椅子に座っていた。(イニシアチブで負ける)魔法使いは椅子から立ち上がり、引き出しから一枚のスクロールを取り出した(移動相当アクション)後にスクロールを使用(標準アクション)した。すると魔法使いの姿が消えてしまった。さあどうする?」 ケース1、プレイヤーにもキャラクターにも論理的思考能力がある場合。 プレイヤー「あれは恐らくインヴィジビリティで、魔法使いは動けて5フィートステップの圏内であるから、椅子を中心に何か付着できる物を投げれば良い。幸いにもここは書斎で、目の前にインク瓶がある」 キャラ「そこだ!と言いながら、目の前にあるインク瓶を椅子を中心にぶちまける」 ケース2、プレイヤーにはあるが、キャラクターに論理的思考能力が欠如している場合。 プレイヤー「同上」 キャラ「てめえ、どこに行った?と叫びながら目の前にある机にあるものを乱暴にかき乱して、インク瓶が椅子を中心にぶちまけられるようにする」 ケース3、プレイヤーにもキャラクターにも論理的思考能力が欠如している場合。 プレイヤー「消えた? どこいった?」 キャラ「消えた? どこいった?」 ケース4、プレイヤーの論理的思考能力は欠如しているが、キャラクターにはある場合。 プレイヤー「消えた? どこいった?」 キャラ「消えた? どこいった?」…ではキャラクターの能力と矛盾するのでGMが知力なり判断でダイス振らせて、やんわりと5ステップ圏内にいる事を示唆する。インク瓶を使うアイデアには関知しない。 …とまあ、こんな感じに分かれる。結論から言うと、ケース4が一番GMにとって迷惑なので、論理的思考(ゲーム内のルールや戦術的な有利不利に関する理解)が苦手な人は、背伸びして論理的思考が得意なキャラを選ばない方が無難である。
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センター現代文解法の新技術 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略) センター現代文解法の技術を徹底解説。センター現代文要約の技術、センター現代文読み取りの方法、センター選択肢の読み方、正解選択肢を選ぶテクニック、小説問題の具体的な解法を解説。 (amazon商品紹介より) 右画像をクリックするとamazonの商品紹介へ行けます レベル 選択肢 投票 難関 (0) 応用 (0) 標準 (0) 基本 (0) 口コミ 『読んで解く』のが基本。確実に力がつきます。 確かに線を引いたら文を理解しやすくなるのは確かかも。 とてもおすすめです!!! 確実に力がつきます。 何冊かセンターの国語の参考書を買いましたが、これは良かったですよ。
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きめる!センター国語 (現代文) センター試験V BOOKS (4) 新課程 代ゼミの超人気講師、船口先生のデビューヒット作がコレ。センター現代文の最強の対策本である。演習編とあわせて船口の正攻法の解き方と目標点突破のコツがつかめる。本番で大きな自信がモノを言うようになるだろう。 (amazon商品紹介より) 右画像をクリックするとamazonの商品紹介へ行けます レベル 選択肢 投票 難関 (0) 応用 (0) 標準 (1) 基本 (0) 口コミ センター現代文用に問題文を読み、解くエッセンスが詰まっていると思います。 小説の理論に関してはかなり「読者任せ」な所がある 高校生でも使える「理論」を紹介してくれています。 本番までに数周やって解法手順暗記→演習編でアウトプットでセンター現代文対策は完了といってもいい。
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はじめに 現代文の入試問題で問われている力は一言で言ってしまえば「アカデミック・リテラシー」です。 「現代文とはどのような科目か」を熟読して頂ければ、このことはよくわかるかと思います。 外在的前提を排除して、テクストそのものを内在的に読み、出題者の要求に答えることが求められます。 たしかに広く言えば「読解力」と片付けられますが、古文、漢文、英語だってそれは一緒です。古文・漢文は日本文化の深い理解や素養がどれだけあるか、英語であれば外国語がいかに運用できるかを試すのが本来の目的です。 では、この「アカデミック・リテラシー」なるものはどのような訓練をしていけば身に付くものなのでしょうか。 もちろん、「たくさん読み、たくさん書く」に越したことはありませんが、どんなことを意識して行けばいいのか解像度を上げて説明していきたいと思います。 これがが分かれば、読解科目の中で最も高度なレベルを問うている現代文の得点力が向上するわけですから、そのスキルは古文、漢文、英語の読解にも役立つことに間違いありません。 そういったことを意識しながら、このページに書かれている内容を頭に入れていってください。 文章を読めるようにするための第一歩=一文読解 まずは一文の読解をしっかりできるようにしましょう。なんともなく読めてしまう簡単な文は素直にそのまま読めばいいですが、問題は難解な文の読解です。そのやり方について話していきます。 STEP1 文を認識する まずは、文章を読みながら「文」を認識するという過程がはじめにあります。最後が句点で終わればそこで一文は完結しますから、そこで区切ってまずは一文を認識してください。 STEP2 述語を押さえる 次いで、よほど変な文(感嘆文など)でなければ、述語(なんだ、どんなだ、どうする)が存在しますから、それを押さえてください。 STEP3 主語―述語の対応関係を押さえる そして、述語に対応する主語を確認することによって、「何が→なんだ、どんなだ、どうする」という繋がりを把握していきます。述語を見たら「何が?」と常に突っ込む習慣づくりが大切になります。述語というのは多くの場合、その一文における主題を表していることが多いので、主語が分からずに文を読解するのはかなり致命的です。 なお、主語は省略されることがあるのがネックです。しかし、省略は「言わなくても分かる」から行われることなので、前にさかのぼれば明確になることがほとんどです。 STEP4 修飾語を押さえる 主語と述語が分かったら、今度はそれ以外の要素を押さえていきます。その多くは「修飾語」と言って、簡単に言うと、主語と述語という主要素に対する「飾り」(アクセサリー)です。 ですから、すごくシンプルに言えば、文を読んだら、まず「何がどうした?」を押さえ、そこに足していくように「何を?」「どうやって?」といった要素を押さえていくことになります。 STEP5 分からないことを明確化する これまでのSTEP1~4はあくまで「文法的処理」「文構造理解」という、一文中のロジック(論理)を押さえる作業であり、意味を理解するところまでは届いていません。 ですから、最後に意味を理解してください。 しかしながら、一文の意味を100%理解しきれるかといえば、そうとも限りません。おおむね、以下のような問題が生じます。 言葉の意味が分からない、知らない言葉がある(未知語) 解釈に困る表現がある。この人はどういうニュアンスでこの言葉を使っているのだろう・・・(比喩など) 難しくて、イメージが湧かない(抽象的) 「それって何?どういうこと?」という内容がある(入れ物表現) なんでこの話が出てきたのか?が分からない(文の役割が分からない) これを自覚しておくことが大事なんですね。 別に、分からないことがあるのはいいんです。しかし、国語が苦手な人って、その分からなさを自覚できていない(「何が分からないのか分からない・・」)という人が多いんです。ですから、訓練を通じて分からなさを自覚し言語化する癖をつけてください。文章を客観的かつ内在的に読むとはそういうことです。 未知語であればもちろん覚えておく必要がありますから、普段から勉強としてそれをやればいいです。 一方で、「一文だけでは分からないが、他の文を読むことで理解できる」ことも多々あります。 しかし、あなたが分からなさを自覚しなければ、その「分からない!!」を解決してくれる文に出会ったときに、全くもって反応ができません。せっかくあなたの疑問に答えてくれているのに、スルーしてしまうのです。 だから、文章を読みながら「これってなんだろう?」「どういうことを言っているんだろう?」と問いかけていってください。筆者・作者と対話していく姿勢が大切なのです。(入試問題を解くとなった場合、出題者とも対話することになります。複数の人間を味方につけて読解できるというのは非常にありがたいことですね。ですが、あくまで今ここで説明しているのは、入試問題の話ではなく、設問のない真っ白な「文章」の読解の話です。) これを繰り返していくことで、文章全体の理解もできるようになっていくわけです。 一文の積み重ねとしての文章を読む=文章読解 次いで今度は文章をどう理解するかという話に移ります。 ここで言っている「文章」というのは、文が複数積み重なったものです。「一つの段落全体」だったり、あるいは入試問題として切り取られた文章全体だったりします。 文章を理解するとは、具体的には ~説明的文章の場合~ 一つの段落、ないしは複数の段落の内容をまとめる 例:「この段落で言いたいのはこういうことだ」 文と文の関係を押さえる 例:「この文は、前の文を言い換えただけだ!」 その段落の役割を把握する 例:「この段落は、○○という内容の具体例を説明しているだけだ」 段落間の関係を押さえる 例:「この段落は、冒頭で述べた問題提起に対する答えをまとめた段落だ」 文章全体の構造を把握する 例:「この文章は、AについてBと比較しながら、その重要性を説いている」 ~文学的文章の場合~ その文の役割を押さえる(その文が何のために存在するか?) 例:「この文における情景描写は主人公の心情を示唆している」 場面の変化を押さえる 例:「ここまではこうだったが、ここから状況が変わってこうなってるなあ」 伏線を押さえる 例:「ここでのこの内容が伏線となってこの次の展開につながってるな」 各描写を総合して主題をとらえる 例:「結局全体を通して一貫しているテーマはこれだな」 こうした作業を指します。例もつけたので、なんとなくイメージは湧くかもしれません。 一文ごとの読解だけやっていても全体は見えてきません。だからこそ、このような文と文の関係や段落と段落の関係を押さえ、マクロに見たときの論理展開を追跡していく作業が必要になっていきます。時には一度読んだ部分をもう一度読み直す(返り読み)こともあるでしょうが、全然構いません。むしろそうやって「全体として」どうなっているかに目を向ける視点こそが、読解能力を飛躍的に上げるコツなんです。文章の展開の仕方はワンパターンなわけではなく、さまざまなパターンがありますから、これは実際に問題を大量にこなすなかで体感していくしかありません。そこで過去問演習がポイントになってくるわけです。 一つのパターンにこだわらない 実際にたくさんの文章にあたれば分かることですが、文章のパターンは千差万別です。それでも塾や予備校の先生たちは、「いくらやっても成績が上がらない」と嘆かれがちなこの現代文という科目に少しでも希望をもたせるべく、さまざまな読解テクニックを提示します。しかし、「それがすべてではないんだ」ということを常に念頭においてほしいです。 実際僕が塾に通っていたとき、「二項対立の先生」とみんなから呼ばれていた国語の先生がいました。その先生は「すべての評論文は二項対立(2つのものを比較して論じる手法)で解ける」とおっしゃいました。しかし、その後、二項対立で解けない問題や捌き切れない選択肢を無限に見てきました。あー、この先生は二項対立で解ける都合のいい問題だけ授業で扱っていたんだな・・と思いました。 ですから、たくさんの文章や入試問題にあたって、経験値を積み、「こういうパターンもあればああいうパターンもある」と自分で実際に体感してください。 結局のところ、入試本番で高得点をとる人って、そういう「体感」をもてている人です。直前になってテクニックを詰め込んで伸びる科目ではありません、残念ながら。 演習を通じてスキーマを増やす意識 これまではロジックの話を中心にしてきました。ですから、「関係」「役割」「構造」といった言葉がたくさん出てきましたね。 しかし、ロジックを押さえただけで文章理解は100%になりません。 文章を理解することは、最終的にはそこに書かれていることの意味を理解することであるはずです。 「なるほど!」「分かった!」「読みやすい!!」という感覚が得られることが肝心です。 そこで、大切にしてほしいのが「スキーマ」です。この言葉を初めて聞く人も多いでしょう。 スキーマとは認知心理学の用語で、簡単に言えば「枠組み的な知識」のことです。スキーマを増やすとは、具体的には、 1. 知っている語彙を増やしていく 2. 既知の論点を増やしていく ことに他なりません。 これらはいずれにしても問題を解くことによって身につきます。 スキーマが増えていくことによって、筆者が伝えようとしていることを誤解なく押さえられるようになります。 誤解してもらいたくないのが、これは、背景知識を強化することと必ずしも一致しません。 もちろん、背景知識が多いに越したことはありませんが、あくまで我々は文章を客観的かつ内在的に文章を読まなければなりません。 外在的前提を増やしてしまえば、文章との距離がどんどん近くなっていき、主観や私的な解釈が入り込んでいくリスクもあります。それは出題者=大学教授の望むことではありません。 (対面での会話なんかでもあるあるなのですが、人って不思議なもので、手持ちの知識が増えれば増えるほど、わかった気になって、相手の言っていることに傾聴しなくなるんですよ。そのせいで相手の話が全然吸収できていないなんてことはよくあることです) あくまで、内在的に文章を読むうえで必要な意味の汲み取り――これに必要な最低限の概念を知っておこうという話です。 「最低限ってどれくらい?」と思った人もいると思うので、基準を言うならば、 専門用語や学術用語を叩き込むではなく、一般的な熟語を知っておく よくある主張や結論を覚え込むのではなく、頻出の話題や論点に触れておく という感じです。伝わりますか。 ですから、ロジックの把握は得意なのに、「内容が全然頭に入ってこない」だったり、誤読してしまったりという状態に陥る人は、スキーマのインプットを意識すべきですし、 現代文の勉強は、問題演習を通じて、「自分の誤読に気付き、修正していく」ことを繰り返すなかでスキーマを獲得していくこと と心得てもいいくらいです。スポーツと一緒です。 予備校に通っている人で本当に多いのが、「解説を聞けばわかるんだけど、実際に解くとなると・・・」という言い訳をしてしまう人です。おそらく授業以外の時間での問題演習が圧倒的に足りていないです。 これだけ「演習」「訓練」の重要性を伝えれば、おそらく大丈夫でしょうが、世の中には「キーワード集」(重要語がまとまっているもの)なるものがあって、皆さんの中には時々、それを英単語帳などと同じように完璧にやりこもうとする人がいます。 はっきり言って、かなり無謀です。 たしかに英単語であれば「accept→受け入れる」というように、一対一で対応させて答えられれば十分でしょう。しかし、現代文の場合は、「相対→絶対の反対語で、こういう文脈でよく出てくる」というように頭に入っていなければならず、意味が答えられれば十分という感じではありません。その言葉のバックグラウンドにあるものをイメージできたり、その言葉を実際に使いこなせたりすることが鍵になるため、一対一で答えるようなテストを繰り返すことにあまり僕は意味を感じません。 ですから、キーワード集を買うこと自体は否定しないのですが、あくまで「リサーチ」するための辞書として使ってほしいものです。 あくまで実践的に文章に触れ続けることを忘れないでください。 現代文の学習の重点は、どこまでいっても「読解の訓練」であるべきです。 ですから、キーワード集を何周もしようとしている人を見かけると、可哀想だなと率直に思います。本音の本音を言うなら、今の時代、ネットで調べれば言葉の意味なんてすぐ分かるのですから、キーワード集が必需品とも思いません。それでも、頻出の言葉をまとめた本があったほうが安心感がある、というのであれば買っておいて損はないですが、それより大事なのは、たくさんの文章に触れて、たくさんの表現や文章構成パターンに慣れて、たくさんの価値観や世界観を手に入れることのほうが大切だと僕は思っています。しつこいかもしれませんが、徹底的に訓練してくださいね。 なお、語彙学習については語彙の学習のところでもっと詳しく述べているので、是非参照してください。 数学に取り組もう これまで、文章を読むという作業がどんな作業なのかを明かしてきました。その中で、書かれていることの意味を理解するうえでスキーマが必要なことも述べておきました。 最後に、バランスをとってほしいという意味で、改めてロジックの重要性を話します。 何度も言いますが、出題者=大学教授が要求しているのはアカデミック・リテラシーであって、知識の豊富さではありません。 一文を読む作業も、その積み重ねとしての文章を理解する作業も、結局のところ、複雑なものを単純化=構造化=モデル化する作業にほかなりません。 そして、実は、この作業を円滑にこなせるようにして論理的思考力を身につけることに特化した科目が、「数学」なんです。 読解力を身につけるためには数学力が必要だ、とまでは言いませんが、読解力を身につけるためには論理的思考力が不可欠です。 ロジックに強くなるなら論理学の本を読み漁るのもいいかもしれませんが、高校生にとってはややオーバーワークです。 また、本(新書の評論)を沢山買って、読んで、筆者の意見を整理したり、作品の主題を想像してみたりすることでも意識次第で論理的思考力は十分身につくものと思いますが、「ただ本を読んでいるだけ」の人間になってしまうリスクもなくはないです。 実際、皆さんの周りにいた読書好きの同級生の子はどうでしたか?読むスピードは速いのでしょうが、解けるかといったら話は別ですよね。 一概に言えることではありませんが、読書習慣のある人でも数学ができない人はモデル化が苦手だという感覚が僕にはあります。内容をコンパクトに整理できなかったり要点を押さえられなかったりするとなると、問題を解くときに支障が出ます。 そこで、ダイレクトに論理的思考力を身につけ、ロジックに強くなる方法として、数学の応用問題を解くことをおすすめします。 「応用問題」とあえて書いたのは、単純な計算問題ばかり解いても論理的思考力を身につけるには十分とは言えないからです。(ケアレスミスをしない「注意力」は身に付くかもしれませんが・・・) 僕がおすすめするのは、図形問題です。 もしよければ、「問題チャレンジ」にて毎週のように中学レベルの知識で解ける図形問題を扱っているので、是非チャレンジしてみてください! 論理的思考力を身につけ、文理の枠を超えて学力を高めていきましょう。 上級者向けの学習 入試問題を解く際においてはやはり「大学教授」の立場を知っておくことが重要です。 入試問題に出される文章を書いているのも基本的には大学の教授ですし、そこから問題を作るのも大学教授です。 そういう大学教授の立場を知る上で一つ役に立つのが、 「哲学の誤読 —入試現代文で哲学する!」(入不二基義) という参考書です。これは、大学教授が現代文の問題を解いて解説しているものです。 これを知ると、世間一般の予備校講師がやるような「テクニカルな解き方」がいかにくだらないかがよく分かるかと思います。(もちろん、テクニックでもそれなりに点は取れるのですが。) 大学教授は、テクニックなどは使わずに、「この筆者は何が言いたいんだ」とひたすら考え、筆者の書いた文章に真摯に向き合って文章を読解しています。 そういった姿勢の重要性を確認出来る点でもこの本は優れています。 あとは、哲学書などの難しい本をたくさん読んで教養を身に付けていけば、東大であれ京大であれ、どんな入試問題であっても読みやすくなると思います。 ここまで達する受験生はほんのわずかですが、一応、説明をしておきます。 まず、現代文というのはその科目名からも分かるように「現代の文章」なんです。 ですから、今現在流行している研究というのが入試問題に反映されやすいんです。 (大学教授側も、自分の研究分野をアピールするための道具として入試問題というものを作っているんですよ。) そのため、最先端の研究がどんなものなのか、最近はどんな論が流行しているのか、について知っておくこともかなり有効です。 ではどういう本がいいかといえば、基本的には、講談社選書メチエのものがオススメです。 「選書」は入試問題として選ばれることが多く、事実、(京大はちょっと違いますが)東大の最近の問題を見てみると、選書の本が出されるケースがかなり多いんですよね。 予備校講師が模試を作るときも、選書から問題を探す、ということが結構あります。 ですから、そういうことを意識しておくと、本を選ぶのがやりやすくなるかなと思います。 いずれにせよ、解き方云々が完成してきたら、こうやって片っ端からたくさんの難しい本を読んで教養をつけておけば、もう敵はどこにもいない状態になります。 まとめ いかがでしたでしょうか。 なにか特別なテクニックを提示してきたわけでもありませんが、文章を読むのに必要なことのすべてを書き並べたつもりです。まとめるなら、 {1. 一文をまずはきちんと分析的に読む。 2. 次いで文と文の関係なども押さえながら段落全体や文章全体に意識を向けてマクロによむ。 3. たくさんの文章(入試問題の過去問で可)を読み、ロジックに強くなる&スキーマを増やす。 4. その都度分からない言葉をリサーチすることで、スキーマを獲得していく。 5. ロジック強化の方法として、数学の応用問題を解くのもあり。} となります。 結局は、読解力というのは知的に負荷を与えながらゆっくり育っていくものなのです。こうした蓄積がないから、解く方法みたいなものに頼るしかなくなってしまいます。 是非、本物の読解力を身につけるように、地道にコツコツと取り組んでいってくださいね!! 参考URL http //eliesbook.co.jp/review/2021/11/%E3%80%8E%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E8%AA%AD%E8%A7%A3%E5%8A%9B%E3%81%AE%E5%BC%B7%E5%8C%96%E6%9B%B8%E3%80%8F-%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%84%AA%E3%83%BB/
https://w.atwiki.jp/mysankousyo/pages/48.html
マーク式基礎問題集 18 現代文 (河合塾シリーズ) 五訂版 「評論文」「小説」の二部構成で、各10題ずつの問題を収録。第1問から第10問に至るにしたがって、難度が徐々に増すように配置。 (amazon商品紹介より) 右画像をクリックするとamazonの商品紹介へ行けます レベル 選択肢 投票 難関 (0) 応用 (0) 標準 (0) 基本 (1) 口コミ 傾向はセンター試験に合わせてあるが、難易度はセンター試験よりも低い。 文理問わずお勧めです。 受験現代文が苦手な生徒にとっての基礎固めに最適な一冊です 不正解の選択肢の根拠と正解の選択肢の根拠が明確に記されている。
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参考書 問題集 現代文用語集 漢字 教養本